Exhibition & Live
February 26th, 2018
POWER of LIFE
photo exhibition & live
in DAIKANYAMA レポート
Exhibition & Live
2018年2月24日・25日と、代官山AL Tokyoにて
「POWER of LIFE photo exhibition & live in DAIKANYAMA」が開催された。
今回は「photo exhibition & live」として、写真展に加え各日それぞれにゲストを迎え、夜にはライブを開催。
写真展は、「POWER of LIFE」のテーマとして掲げる「生命の素晴らしさ」や「生命の尊さ」を表現すべく、POWER of LIFEの活動ヒストリーと共に、活動に賛同している様々なカメラマンが撮影した、アニマルシェルターや東日本大震災における現地の様子、生命力の素晴らしさや輝きを讃えたアスリートやミュージシャンのパフォーマンスパネルなどを展示。来場者は1枚1枚のパネルの前で足を止め、パネルから感じる想いをそれぞれに時間をかけ噛み締めながら、丁寧に見つめているようだった。
[Exhibition]
夜に行われたライブは、おおはた雄一と坂本美雨が組むユニット「おお雨」に加え、ドラマー斉藤功の3名が1日目のゲストとして登場。坂本のボーカルに加え、全身全霊爪の先までに込めた「生命」への想いをATSUSHIがパフォーマンスし、ギターとパーカッションの演奏に重ねる。とてもシンプルな構成でのライブであるが、おおはたと斉藤のあたたかみのある演奏、坂本の透き通ったハイトーンボーカル、それにATSUSHIの息使いが見事に合わさり、とてもこの少人数での表現とは思えない、厚みを感じるステージを披露。会場に心地よく音色が響き渡り、観客も、優しさに包まれたハートフルなその空間を、微笑みを浮かべ楽しんでいた。
[Live Day1]
2日目のゲストはTabuzombie(SOIL&”PIMP”SESSIONS)+柴田雅人(柴田三兄妹)。
この日は初日とは打って変わって、オープニングはATSUSHIが無音の中登場し、初日とは大きく異なる手法で、思うままに「生命」を表現しそのまま開演。その後はTabuzombieと柴田が加わり、空間を埋めるほどに広がるトランペットの音色と、一音一音張りがあって力強い津軽三味線の音色が見事に融和され、観客に視線を外させる隙を与えないほどの張り詰めた空間を保ち、終始息を飲むステージを披露。観客も、緊張感のあるステージに縛られたかのように、彼らがその場から捌けるまで見入っていた。
[Live Day2]
今回の2日間のライブを鑑賞し、「静と動」のように、それぞれが真逆の文字で表現できるライブだったように思う。このように、敢えて決まった形をとらず、毎回進化を遂げながら行われる「POWER of LIFE photo exhibition & live」。
視覚と聴覚に訴える彼らの表現が、「POWER of LIFE」の思想として今回も来場者1人1人の胸に、気づきとして届いたことだろう。
同じ表現は2度と無い、ATSUSHIから発せられる「生命」への想いを紡いだダンスを是非1度は会場で実際に感じてみてほしい。そのダンスは必ずや見ている人の感情に触れ、命について考えるきっかけとなり、改めてその尊さを実感することができるから。
当たり前にそばある「生きる」ということが一体どんなことなのかを、自分の感情のままに改めて考えてみてほしい。
記事 : 藤島麻里子
ライブ写真 : <DAY 1>小坂淳 <DAY 2>中野幸英
会場写真 : 中野幸英